2018.06.06
パシフィックコンサルタンツの未来プロデュース~鉄道部編~
プロジェクト事業本部 鉄道部の仕事紹介
「鉄道をつくる」というスケール感。総合力で、人とまちを繋ぐ
毎日の暮らしや経済活動に、なくてはならない鉄道。 国内の大規模プロジェクトはもちろん、渋滞などの問題に悩む世界の国々でも、私たちの技術が求められています。
培われた技術と経験で困難な鉄道事業に力を発揮
整備新幹線や山梨リニア実験線など、高い注目を集める鉄道事業に多く参画し、技術力を発揮しているのがパシフィックコンサルタンツの鉄道部です。 旧JR富山港線をLRT(次世代型路面電車システム)化する「富山ライトレールプロジェクト」や、東日本大震災で被災した三陸鉄道の復旧、踏切除去などにより都市部の交通問題を改善する連続立体交差など、高い評価を受けている事業は数多くあります。
発注者も幅広い。JR系や独立行政法人(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)だけでなく、大手の民間鉄道会社やその他事業者など多岐にわたっており、近年では国内のみならず、海外の大規模プロジェクトからの引き合いも相次いでいます。
こうした発注者から、「難しい仕事こそパシフィックコンサルタンツに依頼したい」という言葉をかけられることも多いのです。
このように厚い信頼を得ている背景には、多様なプロジェクトにかかわるなかで培ってきた専門技術の蓄積と、環境・計画・道路・河川・水道・建築など多くの関連分野と連携できる総合力があります。
この技術と総合力を最大限に生かして、あらゆる鉄道に関する構想・計画から設計、施工管理、健全度調査などを行い、多様な要望に対してスムーズに応えられることこそが他社にない強みです。
世界の鉄道需要に高い専門性で応える
鉄道部には、鉄道計画、橋梁構造、地下構造など、それぞれの分野に精通した専門技術者がそろっています。例えば橋梁の設計においては、鉄道の橋梁と道路の橋梁とで構造物に求める性能が異なります。鉄道の場合、橋梁の上に線路を敷く必要があるため、列車を安全に走らせるための構造計画や、地震などの災害に対する安全性や復旧性を考慮した設計などに高度な専門性が求められます。
1950年代から国内外で積み上げてきた、弊社のこうした技術と信用は、今後成長が期待される海外の鉄道事業において、今まさに力を発揮しています。
例えば日本の新幹線方式が採用され、2018年着工、2023年開業予定で国家間の合意がなされたインド高速鉄道事業においても、パシフィックコンサルタンツは計画の一翼を担っています。
鉄道は、大量に、高速に、安定かつ安全に輸送できるうえ、他の輸送機関に比べてCO2の排出も少ない。交通の大動脈としての鉄道需要が高い国や地域は数多く、パシフィックコンサルタンツの技術者が活躍するフィールドはますます広がっていくと思っています。
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わたしのワークスタイル
人との繋がりの大切さを実感
プロジェクト事業本部 鉄道部複合プロジェクト室 副室長
柴田 浩二
入社以来、鉄道部に所属してさまざまな事業に携わってきました。一つひとつに思い入れがあり、完成後にはなるべく現地に足を運んで開業後の姿を確認するようにしています。鉄道が人々の足として使われている様子を目にすると、社会貢献を感じることができます。
現在は主にインド高速鉄道の設計に携わっています。そのスケール感や、計画から着工までのスピード感は、これまでに体験したことのないもので、社内外の技術者との連携の大切さを改めて実感しています。こうした壮大なプロジェクトに参画できるのも、この仕事の醍醐味ですね。
私は、自分の設計した構造物の施工管理に携わる機会にも恵まれました。数年に亘る工事の中で、多くの技術的な経験を積み、人脈を広げることができたことが今の仕事にとても役立っています。立場を超えて仲間と共に苦労した経験と、やりきった時に得られる達成感は、私の仕事に対する大きなモチベーションになっています。
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