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2022.09.12

携帯基地局ビッグデータに基づく「新たな移動データ」の作成とDXまちづくり

技術レポート Vol.7

人流データは交通政策関連の計画策定に当たり必要なデータであり、これまではパーソントリップ(以降、PT)調査等の種々の調査により作成されてきています。しかし、その代表であるPT調査は複数の県・市町の連携のもとに、10~20年間隔で実施されるのが一般的であるため、調査時点以降の土地利用変化等を反映した「最新」の移動を捉えることができていない状況です。さらに、今後は、複雑化する社会問題への対応として、スマートシティ化が必要であり、その中で、移動データ更新の高頻度化、鮮度向上が重要となります。
そこで、本稿では、携帯電話基地局データをもとに、PTデータを補完する「新たな移動データ」の作成方法を説明します。また、新たな移動データの「きめ細かい」、「データ蓄積ができている」等の強みを生かしたDXまちづくりへの展開を紹介します。

論旨

1.これまでの人流データの使われ方と整備方法
2.これからの人流データの使われ方
3.携帯基地局データを活用した「新たな移動データ」構築のプロセス
 (1)活用するデータ
 (2)各種データの統合・補完
 (3)アウトプットイメージ
4.DXまちづくりに向けた今後の発展性

執筆者紹介

大阪社会イノベーション事業部 交通政策室 室長 時田 知典

専門分野:
 交通需要予測、地域公共交通、計画段階評価、経済波及効果、ストック効果

経歴:
平成14年3月 名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻 修了
平成14年4月 パシフィックコンサルタンツ株式会社 入社
入社以来、大阪本社にて交通政策分野の総合都市交通計画策定や道路新規事業化調査のコンサルティングに従事

代表的な従事業務:
・ビッグデータ活用による旅客流動分析実証実験事業(国土交通省総合政策局、令和3年度)
・高松市総合都市交通計画改定及び新交通システム導入検討業務委託(高松市、令和元年度)
・奈良中心市街地の交通対策検討業務(奈良公園周辺における社会実験の実施)
(奈良県土木部、平成21年度)

主な論文・対外活動等:
・奈良公園周辺での観光交通サービス及び情報提供の充実に対する行動変容に関する実証的検証
(土木計画学研究・講演集、平成22年)
・統合型需要モデルを用いた高速鉄道プロジェクトの需要分析
(土木学会第57回年次学術講演会、平成14年)

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