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2020.04.17

旅は価値観を広げ新しい提案を生み出す

「面白人に聞く!」

グローバルカンパニー 建築部 建築・都市国際設計室 勝木 安美

まちの将来像を描くことができる仕事

 就職先としてパシフィックコンサルタンツを選んだのは、まち全体をどう良くしていきたいかという視点もふまえて、建築の設計に携わりたいと思ったからです。大学では最初、建築学科で建築意匠を専攻していましたが、だんだんと建物単体ではなく、まちを含めてデザインをしたいと思うようになりました。それで、大学院では都市工学を専攻し、まちづくりやランドスケープデザインを学びました。その大学院時代に先輩の話を聞き、建築単体から土木、鉄道、再開発まで、まちづくりに幅広く携われ建設コンサルタントという職業を知ったんです。
 入社して4年目ですが、公共案件にも民間案件にも幅広く携わって、まちづくりに取り組んでいます。どちらも違う魅力がある仕事だと感じています。公共案件である庁舎や小学校の計画では、そこに暮らす住民の方とワークショプをしたり、地域活動団体にヒアリングをして一緒にまちの将来像を考えたりと、利用者の顔が見えるという魅力がありました。民間案件では、鉄道会社からの依頼で駅前商業施設や駅舎の計画・設計を行いました。まちの核となる駅前空間をどうデザインするかには、何十年も先のまちを想像しながらつくる楽しさがあります。

暮らすように旅することで膨らむ夢

 そんな学生時代からの夢であったまちづくりを仕事にできている楽しさの一方で、社会人になると向き合うことになるのが現実です。「こんなまちがいい」という自分の理想を、そこに暮らす人に押し付けることはできません。また、設計は法規をクリアしなければいけないし、予算内に収める努力も必要です。その試行錯誤は楽しくもありますが、難しさも感じる部分です。
 そこでモチベーションになっているのが、学生時代から大好きな海外旅行。中でもお気に入りは、民泊を利用して「暮らすように旅する」というスタイルです。実際に住んでいる人の家に泊まると、そのまちを丸ごと感じられます。「冷蔵庫にあるものを食べてね」という朝食に始まり、公園をランニングしたり、一緒にマルシェで買い物をして家庭料理をつくったり、地元の人がよく行くお店を教えてもらったり。そんな旅では「自分のまちが好きだから暮らしているんだな」と、愛されているまちを体感できます。
 特に外国では、みんなよくまちに出ていくんです。家族と夕食を取ったあとにバルで仲間と集合したり、週末は気軽に公園でご飯を食べたり、まちと人が密接につながっています。私も旅行にはプラスチックのグラスを持参していて、公園でワインを楽しんだりしています。そうやってそのまちを体感していると、日本のまちづくりに取り入れたいアイデアがどんどん膨らみます。

肌身で感じた感動はいつまでも忘れない

 まち歩きで出合う建築なども刺激になります。例えば、産業遊休地の活用事例。ニューヨークの「ハイラインパーク」は高架鉄道路線跡を活用したもの。ドイツの「IBAエムシャーパーク」は、石炭や鉄鋼の工業地帯を公園に再利用した場所です。そのまちにしかないものを活かすことで、そこにしかない風景が生まれるという好例だと感じます。私たちの仕事は、発注者の方が思いもよらないような気づきを提案すること。旅先でまち歩きをすると日本では気づけない発見があり、当たり前だと思っていたことが覆されたりします。価値観が広がり、まちづくりの引き出しや視点が増えるので新しい提案に役立っています。
 また、そうやって自分の肌身で感じた感動は、いつまでも忘れないもの。日本での仕事で現実と向き合うときも、「あんなワクワクする空間をつくりたい」「そこで暮らす人に喜んでほしい」という夢を忘れずにいられます。計画から設計まで携われる建設コンサルタントの仕事は、夢を持ち続けることが仕事につながります。これからも旅をしながら、まちの将来をつくることを楽しんでいきたいです。

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