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2020.04.17

ビブリオバトルで培った伝える話術

「面白人に聞く!」

国土基盤事業本部 防災危機管理部 五十嵐 孝浩

パズルを解く楽しさと責任感、達成感

 入社32年目になります。当初は上下水道部で、下水道の実施設計に携わっていました。都心部の地下には電気、ガス、水道などの埋設物が大量にあるので、それを避けながら新たなものを入れる設計になります。それぞれの管理者に連絡して図面を取り寄せ、ひとつの設計図に起こしていくのですが、資料が更新されていない場合には、「試掘」といって実際に掘って確かめます。これは、まるでパズルを解くような感覚でした。下水道は人の暮らしの根幹に関わる部分ですから、責任重大。施工が図面通りに行くと、大きな達成感が得られました。
 そのあとは、流域情報部というまったく違う情報システム系の部署に異動しました。ただただ勉強でしたが、当時からデータの管理方法には課題を感じていたので、楽しんで勉強した記憶があります。それに、幸いなことにパシフィックコンサルタンツには「教えたがり」のプロが多いので、いい環境でした! 現在は防災危機管理部に改編され、特に河川・防災系のシステムに携わっています。また、国や自治体の業務以外にも「どしゃブル」という一般向けの防災モバイルアプリもつくっています。
 システム設計で難しいのは、機能への落とし込みかた。仕様書ですべてはわからないので、発注者に「システムで実現したいこと」を細かく聞き出す必要があります。その作業では、業務の専門家とシステムの専門家をつなぐ、いわば翻訳家のような役割が求められるのですが、専門用語を使わずにいかに伝えるかが大事で、「図化する」ことが有効です。以前、ある政策立案支援業務で、関係者間での意識共有が難航したことがありました。そこで、自分のイメージを図化した説明資料をつくっていったところ、関係者間での理解が深まり「この資料だけで100万円の価値がある!」と喜ばれました。そんな橋渡しができるのも、コンサルタントという仕事のやりがいかもしれません。

「ビブリオバトル」で磨かれた話術

 もともと研究・検討して成果を伝えるということが好きでコンサルタントという仕事を選んだ私が、「ビブリオバトル」にはまるのは必然だったかもしれません。
 ビブリオバトルというのは、本の魅力を伝えるゲームです。1人5分で本の紹介をし、話を聞いた参加者は一番読みたくなった本に投票、もっとも票を集めた本が「チャンプ本」になります。さまざまな開催形態がありますが、共通するのは知らない人に本の魅力をいかに伝えるか。そこで大事なのは「掴み」です。興味を持ってもらい、自分の話しやすい“空気”をつくって楽しく聞いてもらうために準備をします。これまで約200回発表しましたが、より伝わるよう、相手の反応を気にして話すようになりました。
 また、5分という制約も、話す技術を高めてくれた気がします。ちょうど仕事で学会発表の機会が増えたのですが、いつの間にか、持ち時間で話すスピードや内容を調整できるようになっていました。始めて6年半くらいになりますが、気づけば「相手に説明する」という私たちコンサルタントの大事な仕事のスキルが磨かれていましたね。

時には方向転換する勇気も持つ!

 大学は農学部農業工学科で、土質や構造力学などの土木に加えて圃場整備論などを勉強していましたから、まさか情報システムの仕事をすることになるとは思いもよりませんでした。しかし、自由度が高くやりがいのある仕事で、入社して半年ぐらいして「お前は向いているよ」と言われたことに今となっては先見の明を感じています。
 最近は、10代のうちからキャリアプランを考えて行動することが推奨される世の中ですが、一瞬先は未知の世界です。10代に決めた目標なんて変わるに決まっていると私などは思ってしまいますし、あまりプランにとらわれると重要なチャンスを見逃すかも知れません。プランとは合わなくても、その時その時で“ベストではなくベター”な選択を積み重ねるのも、ひとつのキャリアのあり方だと思います。学生のみなさんも、焦って目標に突進せず、立ち止まって方向転換する勇気を持つということも、時にはやってもいいのではないでしょうか。

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