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事業内容/実績質の高い交通インフラ輸出プロジェクト ~新興国における新交通システム導入プロジェクト~
発注者 | 経済産業省 |
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業務期間 | 2018年10月 ~ 2020年2月 |
質の高い交通インフラ輸出プロジェクト~新興国における新交通システム導入プロジェクト~
我が国では、日本の強みのある技術・ノウハウを最大限に活かした質の高いインフラの海外展開を促進し、相手国の経済成長に貢献しております。当社では、経済産業省より「質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」等を受託し、我が国が誇る交通インフラの導入により、相手国・地域における都市および交通問題の解決を図ろうとしております。
以下にご紹介するプロジェクトは、東京臨海副都心地区等で導入されている新交通システム(Automated Guideway Transit)を新興国において導入するための事業実施可能性調査(F/S)です。
ベトナム・ダナン市
ダナン市はベトナム第3の都市であり、今後、急速な人口増加と経済成長により自動車保有台数が大幅に増加し、慢性的な交通渋滞が見込まれておりました。他のアジアの都市のように、渋滞が顕在化してから後追い的に鉄軌道を整備するのではなく、渋滞が顕在化する前に整備することが必要であると課題提起し、その一つの手段として、既存市街地の限られた道路空間を有効に活用出来る新交通システムの導入検討を行いました。
コロンビア・メデジン市
かつては治安や貧困問題が大きな都市問題でしたが、戦略的な都市政策により改善が進んだ一方で、慢性的な交通渋滞と深刻な大気汚染が発生し、都市の持続的な成長を阻害しておりました。同市が検討を進める鉄軌道システム整備計画に対して、需要や地形特性、道路空間等のさまざまな要素をふまえて、最適な輸送モードを提案すると共に、勾配のある路線・区間に対しては、勾配に強い新交通システムの導入を提案し、F/Sを実施いたしました。