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事業内容/実績サンキタ広場・サンキタ通りの設計
発注者 | 神戸市 |
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業務期間 | 2019年9月 ~ 2021年9月 |
サンキタ広場・サンキタ通りの設計
サンキタ広場は昭和60年に整備されて以来、神戸有数の待ち合わせ場所として多くの人で賑わい、市民に愛されてきました。震災後、倒壊した彫刻作品が再建されるなど、震災復興のシンボルとなった広場でもあります。そのような背景を踏まえ、神戸の玄関口にふさわしい、より多くの人に愛される空間となるアイデアをデザインコンペにより募集し、神戸三宮「えき≈まち空間」のパイロットプロジェクトとして新しい三宮の賑わい・交流拠点として生まれ変わりました。
サンキタ通りは、阪急電車のガード下の飲食街と通り北側の猥雑とした歓楽街でしたが、「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」の開業と通りの再整備により、沿道建物と一体となった新たな街路空間として生まれ変わりました。
整備の結果、広場は、多義的な造形を配した身体性をもつ場となり、利用者が自由な使い方を見つけ出す、人が主役の新たな公共空間となりました。また、通りは店舗の滲み出しとぶらぶら歩きを誘発し、神戸の品格を持つ、三宮に今までなかった新しい人気の通りとなり、自発的な活動が生まれつつあります。なお、当社は、設計JVの代表企業として全体調整と土木設計を担当しました。2022年グッドデザイン賞及び2023年「都市景観の日」特別賞 実行委員会会長賞(準グランプリ)受賞。