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社長メッセージ

私たちが目指す「未来」、私たちの掲げるビジョン「未来をプロデュースする」の実現に向けて、パシフィックコンサルタンツ代表取締役社長のメッセージをご案内します。

社長メッセージ

誰もが安心して暮らせる持続可能な社会に向かって

パシフィックコンサルタンツグループは設立から70年以上、さまざまな社会インフラの企画や調査、計画、設計から施工管理、維持管理に関する技術サービスを提供してきました。私たちは、高い技術力を備えたシビルエンジニアの集団として、社会に新たな価値を提供しています。シビルエンジニアリングとは、市民が平和に安心して暮らせる環境を整備する技術の総称です。

私たちが長期にわたり携わっているプロジェクトの1つに渋谷駅周辺の再生事業があります。異なる鉄道路線の相互乗り入れと駅の地下化をスタートに、新たに生まれる巨大な駅跡地をどうするか。関連するビルの建て替えや駅前全体の再開発、再開発に伴う道路、河川の整備、新たな防災計画など、多様な知見や専門技術を組み合わせ、地域の人々とコミュニケーションを取り、合意形成を図りながら、新しい渋谷の姿を構想しました。シビルエンジニアの集団としての総合力が当社の強みであり、今の渋谷駅周辺は当社を代表するプロジェクトのひとつです。

開発途上国に一本の橋が架かり、道路が延びる。新たな鉄道網がつくられる。地域や国を繋ぐことで社会的な不平等が解消され、交流が生まれる。地域が豊かになって経済的な格差が縮まる。これらが紛争を未然に防ぐことに繋がり、市民の平和で安心した生活に繋がる。これもまさにシビルエンジニアリングであり、私たちの役割です。

そんな私たちの最大の資本は「人」です。国籍を含め多様性に富んだ人材、さまざまな価値観を持った人が集い、心身ともに健康で、能力を最大限に発揮できるようにすること。誰もが率直に意見を述べ、違和感を指摘しあえる心理的安全性の高い組織をつくりあげていくこと。それこそが私たちの未来を切り拓く道だと考えています。

シビルエンジニアとして、互いの価値観を共有しながら、互いの信頼関係の中で、一人ひとりが自律して行動する集団となり、社会課題の解決に挑んでいく――それが、私たちが目指す「未来」、私たちの掲げるビジョン「未来をプロデュースする」の実現にも繋がると確信しています。

代表取締役社長執行役員大本 修

 

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