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LPWAセンサーネットワーク設備を用いた防災センサーの実証実験を千曲市で開始します
2019年06月20日
弊社は、長野県千曲市に構築した省電力広域無線技術(LPWA)によるネットワークの活用実証検証(千曲市あんずプロジェクト)に参加します。弊社の実証検証は、初年度はLPWAネットワーク上での危機管理型水位計の運用実証検証を行います。そのため、市内に複数の危機管理型水位計を設置して、洪水時の水位をリアルタイムモニタリングし、LPWAネットワークにより千曲市あんずプロジェクト関係者へ配信します。その後は、河川監視カメラ等を追加し、総合的な防災システムの運用検証を行う計画です。
弊社は、安全・安心な社会づくりに向けて、地域や組織の防災力の向上を支援するために、各種防災行動計画やタイムライン、土砂災害危険情報サービス等のソフト面の事業を展開しています。更に近年は、危機管理型水位計に代表される、情報ネットワークを利用した機器開発にも積極的に取り組んでいます。
今後も引き続き、積極的に研究開発を行い、人々の安全で豊かな暮らしに貢献して参ります。
■千曲市あんずプロジェクト
国立研究開発法人情報通信研究機構 、千曲市 、国立大学法人信州大学 、パシフィックコンサルタンツ株式会社、株式会社ウェザーニューズ 、株式会社IoTコンサルティング 、日本無線株式会社 、英弘精機株式会社 およびナシュア・ソリューションズ株式会社 は、千曲市が管理する庁舎等の施設に設置した情報通信研究機構の省電力広域無線技術(LPWA)によるセンサーネットワーク設備を用いた実証実験(千曲市あんずプロジェクト:Ambient Networking via Zonal Ubiquitous project)を実施します。本実験の目的は、LPWA技術を活用することで地域市民生活および利便性向上、並びに新規産業活性化など、新しい地域連携ICTの実証実験を行うものです。
■防災センサーの実証実験スケジュール
・2019年7月上旬迄にLPWA対応危機管理型水位計を設置します。
・2019年7月中旬から水位観測、関係者へのデータ配信を開始します。
■参考画像
写真−1 千曲市内に設置されたLPWAネットワーク中継器
(左:千本柳詰所火の見櫓、右:姨捨観光会館前)
写真−2 LPWAネットワークに接続する危機管理型水位計