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平成30年度 土木学会田中賞を受賞しました

2019年06月19日

 弊社が設計を担当しました天龍峡大橋(仮称)が、公益社団法人土木学会から平成30年度土木学会田中賞(作品部門)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。


 天龍峡大橋は、急峻な峡谷に架設されたアーチ支間210m、橋長280mの鋼上路式アーチ橋です。架設地点の一部は、文化財保護法の定める「名勝天龍峡」であるため、自然改変の最小化、景観への影響低減と周辺環境との調和を条件として架橋が計画されました。この課題を解決するために、基本構造形式としてライズ比11.1、アーチ支間210mの鋼上路アーチ橋を採用し、また委員会による色彩現地確認を重ねた上で橋梁の塗装色を山鳩色(山鳩の羽のような灰味の強い鈍い黄緑色)として、景観への影響低減を図りました。  
 また、自動車専用道路でありながら、桁下に歩道を設置して名勝天龍橋の遊歩道と接続させています。

公益財団法人土木学会HP 田中賞作品部門受賞一覧 平成30年度
https://www.jsce.or.jp/prize/prize_list/7_tanakasakuhin.shtml#s2018

◆田中賞(作品部門)について
橋梁およびそれに類する構造物の新設ならびに改築で、計画・設計・製作・施工・維持管理などの面においてすぐれた特色を有すると認められるものについて贈られます。