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三条市でインフラ包括維持管理のⅡ期目に 橋梁点検・マネジメント支援で参画

2019年06月05日

 弊社は、新潟県三条市発注の「嵐北地区社会資本に係る包括的維持管理業務委託」(Ⅱ期目)に「外山・久保・マルモ・イグリ・山田・向陽園・パシフィックコンサルタンツ共同企業体」の一員として参画し、2019年4月から業務を開始しました。道路・公園を中心にした包括委託に建設コンサルタントが共同企業体の一員として参画する国内初の取組みです。


 三条市では、持続的にインフラを維持管理していく仕組みとして、2017年4月から包括的維持管理業務委託(Ⅰ期目)を開始しました。Ⅰ期目の業務は、道路・公園・水路の維持管理業務、窓口業務、巡回業務等を束ね、「要求水準書」に基づく判断を事業者が担うことにより、迅速かつ効率的に業務を遂行できるところまで踏み込んだ仕組みでした。 Ⅱ期目となる本業務は、対象区域が拡大され、委託期間もⅠ期目の2年間から5年間に延長となり、橋梁定期点検業務等が新たに追加されました。この変更に伴い、5ヵ年という比較的長い期間の中で、橋梁管理をはじめとするインフラのメンテナンスサイクルのスパイラルアップ(工程間連携の強化、継続的な改善)への取組みが可能となります。

弊社は、本業務において主に次の3点に取組み、より実践的なコンサルティングサービスを提供してまいります。

① 橋梁定期点検業務を起点にした、橋梁メンテナンス全般を担当
 : 確実な損傷箇所の発見と的確な診断、補修方法提案と補修効果のモニタリングおよび継続的な改善に取り組みます。
② 全体総括へのマネジメント支援を行い、データ・ICTを活用した維持管理の適正化を推進
 : 道路パトロイド・包括管理システムをはじめとしたICTで取得する「巡回・通報データ」や「路面データ」等の集計・分析を通じて、
   適正な維持管理の実施支援、異常事象の事前予測に取り組みます。
③ 維持管理や地域防災に関する様々な新技術の開発と現地への採用
  : 実践段階に至った技術については、管理者と協議の上で積極的に現地に採用していきます。

 こうした取組みを通じて、弊社は建設コンサルタントの立場から三条市民のサービス向上に貢献するとともに、包括委託等PPP市場における新たなビジネス展開を推進していきます。