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スマート林業を強力にサポートする森林クラウド(PCFIMaS for Cloud)の提供開始

ニュース

2019年05月08日

 弊社では、スマート林業を強力に支援するツールとして、クラウド上で関係者がデータを一元管理し、森林行政や地域林業を支援するサービス、「森林クラウド(PCFIMaS for Cloud)」の提供を開始しました。 
 外国産材の大量輸入や後継者不足等により低迷の続く林業では、その生産現場や流通過程において、ICTを取り入れ、生産性の向上や効率化を図るスマート林業が近年、注目を集めています。
 そのため弊社では、森林行政を支援するために、森林簿と森林計画図をベースに、各種業務データを統合して管理する森林GISのパッケージソフト「PCFIMaS」をこれまで17都府県をはじめ、多くの市町村、森林組合に導入してきました。今回、提供する森林クラウドは、PCFIMaSの導入により蓄積されたノウハウをクラウドサービスとすることで、より多くの林業関係者に高度な機能を、手軽に提供することを実現し、スマート林業の推進を強力にサポートします。

<森林クラウドのポイント>
・ これまで森林GISとして提供していた機能のすべてを、クラウド上のサービスとして提供することで、利用範囲が限定されていた機能を、より多くの林業関係者が使用可能となります。
・ サーバなどのハードウェアを用意する必要はありません。インストールも不要です。
・ 提供するサービスは2つです。
 1. 行政版森林クラウド:都道府県や市町村を対象に、森林行政を支援する業務支援ツール
 2. 地域版森林クラウド:地域の林業事業体や林業関係者を対象とした情報共有ツール

<行政版森林クラウド>
 森林計画図(地図)や森林簿(台帳)の検索、集計、帳票作成、データ更新など森林行政における各種業務を支援することを目的に、従来の森林GISに搭載されていた機能のすべてをクラウド環境で実現し、有償のGISエンジンによりハイスペックな機能を提供します。

                       行政版森林クラウドの検索・集計画面

<地域版森林クラウド>
 地域の林業関係者が手軽に情報共有を行うことを目的に、オープンソースソフトウェア(無償のソフトウェアライセンス)で構成された情報共有ツールとして提供します。
GPS機能が搭載されているスマートフォンやタブレットでも利用が可能で、利用者が撮影した現場の写真を簡単な操作で取り込むことが可能です。

                      地域版森林クラウドの林内写真共有画面

<AI技術の活用>
 さらに、従来の手法では、高価な航空レーザにより把握していた立木の本数や材積を、林業関係者には広く普及している空中写真や、近年は誰でも手軽に撮影できるようになった全天球画像を利用して、AIにより抽出する研究に取り組んでいます。今年度中にAIによる材積推定機能を森林クラウドに実装して行く予定です。

 弊社では、森林GISの開発・導入で培ったノウハウをクラウドサービスとして提供することで、森林行政や地域林業の現場におけるスマート林業を推進します。森林クラウドは防災や安心・安全に関する情報の共有や、環境面での利用も可能であり、中山間地域における地域共有のプラットフォームとして展開することで、新たなビジネスを創発し、地域の活性化に寄与します。

                                                            以上