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事業内容/実績土砂災害危険情報サービス どしゃブル
生命の危険からの自発的回避"のための土砂災害危険情報サービス
背景:土砂災害の頻発と情報提供の現状
平成26年7月の長野県南木曽町、平成26年8月の広島市など、短時間ではあるが降雨強度の強い雨による土砂災害が近年多発しており、死傷者も多数発生しています。
土砂災害が頻発して人的被害も発生している一方、被害軽減のために必要な土砂災害関連情報、特に利用しやすい一般公開情報が少ないのが現状です。
公開情報の多くは地域限定の不特定多数への情報提供となっており、住民が自分自身の危険を我が事のように感じることが難しく、その結果、自発的な危険回避行動による迅速・的確な避難につながっていないと考えられます。
その時、その場所の、その人に必要な情報を提供します
どしゃブルはXRAINを使った危険度判定情報に土砂災害危険情報、地形情報を組み合わせ、背景地図とともに表示し、端末の位置情報を利用して、ユーザーに直接、必要な情報を提供するサービスとモバイルアプリです。
情報の追加、危険度判定の高度化などカスタマイズも可能です
パシフィックコンサルタンツ株式会社は、XRAINを使用した独自の判定手法※による土砂災害発生に相関の高い「どしゃブル雨量指数」及び「どしゃブルアラート」の情報を提供するとともに、土砂災害危険度判定システムの構築・運用支援を行います。
※京都大学防災研究所竹林准教授の指導・助言により研究開発。土木学会論文集B1(水工学)に論文発表
- 2016年「"生命の危険からの自発的回避"のための土砂災害危険情報サービスの構築」(PDF:1.03MB)
- 2017年「土砂災害危険情報サービスによる判定結果と土砂災害発生実績の比較検討」(PDF:979KB)
- 2018年「平成29年7月九州北部豪雨におけるC-X合成レーダ雨量による土砂災害危険度判定」(PDF:2.336KB)
- 2019年「平成30年7月豪雨における各雨量データによる土砂災害危険度判定の比較」(PDF:3.203KB)
※平成30年度建設コンサルタント業務研究発表会で優秀賞受賞
防災関係機関や民間企業が持っている独自の情報を追加、組み合わせての提供や、標高、地盤、地質、災害実績等の情報による判定の高度化、施設、資産の情報を組み合わせての被害想定にも対応可能です。
土砂災害危険度判定の手法
土砂災害危険度判定の精度(どしゃブルアラートと土砂災害発生地点)
どしゃブルアラート判定の例
平成29年7月5日九州北部豪雨
効果的な通知
土砂災害発生状況と判定状況
- 整理対象期間
平成28年6月下旬~9月上旬 - 調査方法
インターネット (ニュースサイト、Twitter、行政のWebサイト等)
どしゃブルによる情報提供サービスのイメージ
パシフィックコンサルタンツは、どしゃブル雨量指数をはじめとした土砂災害提供サービスを提供するとともに、土砂災害危険度判定システムを構築します。
どしゃブルアプリによる降雨通知
どしゃブルは、土砂災害の危険度通知だけではなく、降雨通知の機能もあります。
屋内や地下空間にいるときに、今いる場所で雨が降っているかどうか調べられます。地点を登録すれば、職場・親戚・知人宅など離れた場所の降雨状況がわかります。
また、現在位置や登録地点で土砂災害危険度が増大すると、どしゃブル雨量指数を通知します。
モバイルアプリ どしゃブルはGoogle PlayとAPP Storeで公開中
お問合せ先
パシフィックコンサルタンツ株式会社
国土基盤事業本部 防災危機管理部 担当:五十嵐、高西、寺谷、田中
〒101-8462 東京都千代田区神田錦町三丁目22番地
TEL:03-6777-1543(部代表)
Mail:dosya-bull*ss.pacific.co.jp (メールを送られる際は*を@に変えてお送りください)