バス事業者等が主体となり、自動運転技術等を活用したサステナブルな公共交通の実現をめざす「公共交通事業のDX推進コンソーシアム」キックオフ開催
東急バス株式会社(本社:東京都目黒区、取締役社長:古川 卓)、京浜急行バス株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、取締役社長 森 明裕)、パシフィックコンサルタンツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:大本 修)、株式会社エヌケービー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:外谷 敬之)、東京都市大学(法人本部:東京都世田谷区、学長:野城 智也)の5者は、「公共交通事業のDX推進コンソーシアム(以下、本コンソーシアム)」を共同発起し、2026年2月25日(水)にキックオフ開催に至りました。
本コンソーシアムは、公共交通業界が抱える多岐に渡る課題に対し、公共交通の主要な担い手であるバス事業者を中心に企業・研究者と協働で、DX(デジタルトランスフォーメーション)等による課題解決、持続可能かつ導入しやすいソリューションや普及モデルの開発、それらが業界全体へ普及することをめざします。今後は定期的な研究会開催を主軸に、啓発活動や自動運転の社会実装推進など、サステナブルな公共交通実現のために活動してまいります。なお、本コンソーシアムは共同発起する5者を共同代表とし、メンバーおよびサポーター参加者を広く募集し活動を拡充していきます。
1.開催の背景と趣旨
近年、全国各地でバス・タクシーなどの公共交通の縮小が深刻な社会課題となっており、喫緊の対応が求められています。その解決策の一つとして自動運転技術の開発・導入が注目されていますが、これまでの取り組みは車両技術開発に偏重し、公共交通の視点、持続可能な事業としての課題解決が十分に反映されていないのが現状です。
そこで、公共交通の主要な担い手であるバス事業者が中心となり、自動運転社会を見越したサステナブルな公共交通の新たなかたちを創出することを目的に、本コンソーシアムの開催に至りました。本コンソーシアムは、公共交通事業者が長年にわたり培ってきた安全・安心で便利な運行・運営の知見と、先進的なバス運行に関するさまざまなDXに向けたシステムや自動運転技術との融合をめざします。
現在、公共交通事業者が直面している課題は、DXの推進・自動運転技術の実装、運行管理の効率化・高度化、それらに取り組む人材育成の強化、サステナブルな事業モデルの構築などさまざまです。これらを本コンソーシアムで共有し、公共交通事業者自らが主体的に取り組めるオープンで実用的なソリューション提案や支援を行ってまいります。
今後は、全国の公共交通事業者をはじめ、公共交通の課題を解決できる知見やソリューションを有する研究者・研究機関、企業、地域公共交通に取り組む行政など、幅広い関係者に本コンソーシアムへの参加を呼びかけ、各者との連携のもと、自動運転技術を活用したサービスが普及した社会を見越したサステナブルな公共交通の実現をめざしてまいります。
2.概要
1)目的:
公共交通事業者が主体となり、自動運転社会を見据えた、安全・安心で便利で楽しい、サステナブルな公共交通の新しいかたちを創造、実現することをめざします。
2)提供価値:
・公共交通利用者(乗客)への価値
お客様(乗客)に、適切な移動手段を提供し続け、これまで以上にサービスの高度化・効率化を図ります。
・公共交通事業者への価値
事業者自らが主体的に取り組めるオープンで実用的なソリューション(デジタル化による効率的な運行管理システム、自動運転に必要なシステム等)によるDXの推進を提案し、サステナブルな事業モデルの構築を支援します。
3)活動内容:
①研究会:公共交通事業者が抱える課題を、研究者・研究機関、企業、行政と協議し、解決に向けたソリューション開発やDX、自動運転化を推進する活動
《研究会詳細》
・開催:2026年2月~2027年3月まで、毎月1回の開催を予定
・参加方法:会場・オンライン併用
・テーマ:運営や運行管理の課題、DX推進・自動運転実装に向けた課題、事業モデル構築に向けた課題 など
・参加費:無料
(内容詳細は後日、コンソーシアム参加者へ共有されます)
②啓発活動:社会全般、関係各所への情報発信、提言活動
③社会実装推進:自動運転化実証実験・社会実装活動の支援
4)コンソーシアムの参加方法
①メンバー参加:公共交通事業者(バス事業者を想定)
・研究会、啓発活動、社会実装推進の全ての活動に参加、協働することができます。
②サポーター参加:研究者・研究機関、企業、自治体、関係省庁等
・啓発活動、社会実装推進の活動に参加、協働することができます。
・研究会への参加は、事務局に認められた場合にのみ参加できます。
5)コンソーシアム公式サイト
https://transport-dx.jp
6)参加申し込み方法
参加希望の方は、下記URLまたは二次元コードよりお申込みください。
https://forms.gle/soDFPv1zMhq2AJ1j7

7)共同発起・共同代表各者の紹介
【東急バス株式会社】
取締役社長:古川 卓、本社:東京都目黒区
東京都城南地区、川崎市、横浜市に運行系統を広げる都市型バス事業者です。東急の一大ターミナルである渋谷周辺を拠点に、多摩田園都市など東急グループの都市開発に合わせた路線を展開しています。これまでも自動運転技術を活用した移動サービスの開発やソリューションの開発に取り組んでおり、本コンソーシアムを通じて、広く公共交通サービスの高度化を図ってまいります。
【京浜急行バス株式会社】
取締役社長 森 明裕、本社:神奈川県横浜市西区
東京都南東部から神奈川県の三浦半島までの湾岸一帯を中心に運行する路線バスと羽田空港を起点に首都圏各地への空港アクセスバスなど広域交通サービスを展開するバス事業者です。これまでも東急バスと自動運転の共同実証実験を行うなど、事業者間の連携に取り組んでおり、本コンソーシアムを通じて、知見を共有し持続可能な公共交通サービスの実現に貢献してまいります。
【パシフィックコンサルタンツ株式会社】
代表取締役社長執行役員:大本 修、本社:東京都千代田区
パシフィックコンサルタンツ株式会社は、70年以上にわたり建設コンサルタントのリーディングカンパニーとして、国内外の都市・建築・鉄道・道路・空港・港湾・河川・上下水等の社会インフラ整備やまちづくりの計画・設計・運用等に深く関わってきた社会インフラサービス企業です。本コンソーシアムを通じて、地域に根ざした公共交通の未来像を描き、自動運転技術を活用した「誰もが安心して暮らせる持続可能な社会」の実現をめざします。
【株式会社エヌケービー】
代表取締役社長:外谷 敬之、本社:東京都千代田区
株式会社エヌケービーは、交通広告をはじめとする新媒体の開発、デジタルサイネージの設置・配信・管理、マルシェや観光列車運営、地域活性化や地方創生事業を企画実施する広告会社です。本コンソーシアムを通じて、地域の移動課題の解決と、次世代型公共交通に於ける情報サービスの開発を推進してまいります。
【東京都市大学】
学長:野城 智也、法人本部:東京都世田谷区
東京都世田谷区に本部を置く私立大学です。東急グループに属する学校法人五島育英会が運営しており、理工系を中心としながら、都市生活を支援する公共交通に関する研究も盛んに行われています。その知見を生かしながら自動運転時代のバス事業のあり方、経営戦略などについて学術的な立場から参画し、貢献いたします。