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事業内容/実績令和2年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業

令和2年度質の高いエネルギーインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業
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発注者 経済産業省
業務期間 2020年9月 ~ 2021年2月

ミャンマー国南部地域におけるトリプルハイブリッド発電システムを活用した電力安定供給調査事業

ミャンマー国南部に位置するタニンダーリ州は現在ナショナルグリッドの接続が無く、地域ごとに小型のディーゼル発電所やガス発電所、また各家庭での太陽光パネル設置により電力を賄っている状況です。

モーラミャインからダウェーまではADBの支援によりナショナルグリッドの延伸が計画されており、ダウェー周辺で開発中の工業団地などへの電力供給は当座当該グリッドより供給される計画となっていますが、2018年に策定された「Myanmar Sustainable Development Plan」に即した低炭素社会の実現に資する再生可能エネルギーの導入や、安定的な電力供給に資する電力系統の二重化が必要です。

ダウェー以南についてはナショナルグリッド整備の具体的な計画がなく、生活水準の向上、及び産業発展のために再生可能エネルギーを活用した分散型電源による安定的かつ高品質な電力供給整備が必要不可欠と言えます。

上記状況を踏まえ、低炭素社会の実現や安定的かつ高品質な電力供給を実現するトリプルハイブリッド発電システム(太陽光発電、蓄電池、エンジンを組み合わせた自立給電システム)を分散型電源として導入し、高品質な電力供給事業を行うことを目的とした事業可能性検討調査を実施しました。本案件は弊社を幹事法人、共同提案者を三菱重工エンジニアリング株式会社として行われたものです。

具体的な調査・検討項目は下記の通りです。
・電源開発に関する法制度・政策
・エネルギー供給の現状
・ミャンマー政府・州政府・現地のニーズ把握
・事業規模の想定・カウンターパート候補調査・実施方針策定
・提案システムの概略設計(ユニット規模で数MW)
・事業スキーム・ファイナンス・経済性検討
・環境社会配慮
・今後の事業実現に向けた課題発見・解決策検討

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