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事業内容/実績南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)詳細設計調査 フィリピン国初となる都市近郊高速鉄道の整備と深刻な交通渋滞緩和への貢献
発注者 | 独立行政法人 国際協力機構 |
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業務期間 | 2016年02月 ~ 2017年12月 |
フィリピン国初となる都市近郊高速鉄道の整備と深刻な交通渋滞緩和への貢献〔南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン)詳細設計調査〕
本事業(南北通勤鉄道事業(マロロス-ツツバン))は、マニラ市内中心部のツツバン駅と北方郊外のブラカン州マロロス市のマロロス駅を結ぶ延長約38kmの高架鉄道事業であり、日本の支援(円借款契約額 約2,420億円)により実施されています。また、フィリピン政府がマニラ首都圏の運輸交通分野で最優先課題とした「南北方向の近郊を結ぶ大規模公共交通網の整備」の中でも、本事業は優先整備区間に位置付けられ、同国では初となる本格的な都市近郊高速鉄道となります。
本事業の完成後は、現在バス等で2時間を要している両駅間を35分(最高時速120km/h)で結ばれ、大幅に所要時間が短縮することから、マニラ及びその近郊部の公共交通網の強化と深刻な交通渋滞の緩和が図られると予測されています。また、これらの効果から、本事業はマニラ首都圏の経済圏の拡大や大気汚染の緩和等への寄与が期待されています。
本調査(詳細設計調査)に対して、(株)オリエンタルコンサルタンツグローバル(JV幹事会社)等とともに、当社は高架橋、7箇所の渡河橋梁、計10駅のデザイン・構造、車両基地の上屋や給排水等に関する詳細設計・積算を担当しました。その後、本事業の建設が開始され、当社は施工監理業務にも従事し、マニラ首都圏の交通渋滞の緩和に向けて引き続き貢献しています。
この他にも、マニラ首都圏では、当社は複数の業務を獲得・実施し、マニラ首都圏の交通渋滞の緩和に向けて引き続き貢献していく所存です。
当該路線・工区の概要
高架橋の建設状況の一例
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