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事業内容/実績平成28年度(仮称)羽田連絡道路調査及び詳細構造検討業務
発注者 | 川崎市 |
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業務期間 | 2016年4月~2017年3月 |
多摩川スカイブリッジ 多摩川河口に架かる長大橋梁の設計
多摩川スカイブリッジは、川崎市のキングスカイフロントと羽田グローバルウイングズをつなぐ(仮称)羽田連絡道路として整備され、両地区の連携を強化し成長戦略拠点の形成を支えるインフラとして多摩川に架橋されたものです。
道路延長約840m のうち、多摩川渡河部は橋長約602mの鋼3径間連続鋼床版箱桁複合ラーメン橋を採用しており、複合ラーメン橋としては国内最大支間長となる支間長240mを有します。
架橋地は多摩川河口の豊かな自然環境のみられる場所であり、自然環境への影響を最小限に抑えるために、鋼床版箱桁とRC壁式橋脚を剛に接合した複合ラーメン構造とすることで、支間桁高比の小さいスレンダーな構造とするとともに、施工面においても台船を用いた架設とするなど自然改変を最小限としています。
景観への配慮として、主桁断面形状については、桁側面の圧迫感低減のため、床版の張出長を3mと極力大きくした上で、地覆側面が形成する水平面(フェイシアライン)の厚さを抑える工夫をするなど、水平基調の景観との調和に配慮しました。また、色彩についても現地確認のうえ、周辺環境に馴染む色としてパープルブルー系の色彩を選定しています。