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事業内容/実績海の森水上競技場基本設計及びDBアドバイザリー等(工事監理)業務

海の森水上競技場基本設計及びDBアドバイザリー等(工事監理)業務
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発注者 東京都財務局経理部契約一課及び東京都港湾局東京港建設事務所
業務期間 2015年(平成27年)1月9日~2019年(令和元年)5月31日

都民からトップアスリートまで幅広く利用される都心のボート・カヌー競技場

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本施設は、東京港中央防波堤内側埋立地及び水域に整備された国際規格のボート・カヌー競技場です。世界的にも珍しい「海」の競技場整備に向けて、当社は、静水域の競技コース(締切堤及び水門、水上競技施設等)、建築施設、外構など、競技場として必要な施設全般における構想・計画・基本設計・DBアドバイザリー(実施設計監修)・工事監理(建築施設)を行いました。整備対象範囲は約79ha(水域含む)に及び、最高水準の国際大会の開催に必要な要件を満たすため、港湾・建築・河川・地盤・ランドスケープ・環境・橋梁・道路・上下水等の各分野の技術を結集し、全社的に取り組んだプロジェクトになりました。

大会後は都民利用から選手の育成・強化拠点利用や国際大会まで、幅広い利用目的に対応できるように機能性を重視して計画しています。建築施設においては、競技実施のための機能性を確保しながら、都心立地のボート競技場を感じることができるよう、東京ゲートブリッジや都心側への眺望を楽しめる空間構成とし、海(青)の森(緑)のカラーコンセプトを軸に、多摩産材を活かした内装で、自然と調和した温かみのある空間づくりを行いました。

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【建築施設全景とポンツーン】
主要施設である艇庫・グランドスタンド棟・フィニッシュタワーの陸域施設と水域施設を機能的に配置するとともに、内外の活動が双方から見えやすい「活気のうまれる」施設計画としています。

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【グランドスタンド棟/観覧席】
車いす席の分散配置・同伴者席設置や集団補聴設備等により、アクセシビリティに配慮した観戦環境を確保しています。

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【グランドスタンド棟/事務室】
多摩産材の天井ルーバーと青系の内装により、海側へ開放感のある観戦環境を確保する他、大会以外は多目的に利用できる空間としています。

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【艇庫棟/エントランス】
メインエントランス等交流空間となる場所は、ボート・カヌーコース寸法をモジュールとした木材で壁面を構成し、競技関係者に親しみを持って頂く工夫をしています。

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【艇庫棟/艇庫】
ボート・カヌーが収納しやすいラックを完備するとともに、南北に屋内外を貫通できる動線を確保することにより、機能的な艇庫としています。