「多摩川スカイブリッジ」が2025年度 土木学会デザイン賞にて優秀賞を受賞しました
パシフィックコンサルタンツ株式会社(住所:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:大本 修)が橋梁詳細構造検討を行った多摩川スカイブリッジ(神奈川県川崎市)が、2025年度 土木学会デザイン賞(主催:公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会)にて優秀賞を受賞しました。
土木学会デザイン賞は公益社団法人土木学会景観・デザイン委員会が主催する顕彰制度です。2001年に創設され、正式名称は「土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞」といいます。公募対象を広く土木構造物や公共的な空間に求め、計画や設計技術、制度の活用、組織活動の創意工夫によって周辺環境や地域と一体となった景観の創造や保全を実現した作品およびそれらの実現に貢献した関係者や関係組織の顕彰を行っています。
URL:https://design-prize.sakura.ne.jp/
撮影:パシフィックコンサルタンツ
■「多摩川スカイブリッジ」について
多摩川スカイブリッジは、都道府県境をまたぐ特定都市再生緊急整備区域「羽田空港南・川崎殿町・大師大河地域」の川崎殿町と羽田空港をつなぐ橋です。橋上の開放感と自然環境との一体感および河川空間への圧迫感の低減を図り、多摩川の第一橋としての象徴性と維持管理に最大限配慮しています。国内最大の240mの中央径間を有する3径間連続箱桁橋を、水平基調の雄大な景観に調和するのびやかな美しいシルエットで実現させました。豊かな自然環境と離着陸する飛行機、都市と山並みと下流側の東京湾がパノラマ状に眺められる、開放的な橋上空間が広がります。
撮影:パシフィックコンサルタンツ
■評価ポイント
生態系や景観への配慮を反映しながら、物理的な大きさを感じさせない端正でのびやかなシルエットを実現したことが受賞につながりました。桁橋のデザインや架設工法など、シンプルな外観を保持しつつ生態系を極力乱さないようにするための工夫が随所に凝らされているとして高い評価を受けています。
詳細は公式ホームページをご覧ください。
多摩川スカイブリッジは令和3年度 土木学会田中賞(作品賞)も受賞しています。
https://www.pacific.co.jp/news/2022/20220518-002330.html
参考ページ
土木学会デザイン賞 受賞詳細ページ:
https://design-prize.sakura.ne.jp/archives/result/2932