公共事業に
民間の活力を!

公共経営分野

上田 友翔
Yuto Ueda

環境情報学研究科
環境情報学専攻
2012年修了

学部生のころは、環境や情報について幅広く学んでいましたが、なかでも都市環境に興味を持ったため、より知識を深めたいと思い、大学院に進みました。研究室では、PFI による公共サービスやインフラ整備などについて学びました。PFI とは「Private Finance Initiative」の略で、公共施設の建設や維持管理、運営などに、民間の活力を投入するという新しい事業手法のことです。就職を考える際には「人を支える仕事に就きたい」という想いを軸に、学んできたことに関する仕事をしたいと考えていました。そこで、PFI の知見を活かせる建設コンサルタントやデベロッパー、建設会社などを中心に就職活動を展開しました。そして、PFI 案件を多く手がけていて、インターンシップを通じて肩の凝らない社風に好感を持ったパシフィックコンサルタンツを第一志望にしました。

PFIの知見を
活かして
人を支えたい

事業マネジメント本部のメインミッションは、メガソーラーや地域活性化施設、被災地の復興など、定型化されていないようなジャンルの新たな事業領域の創出です。このなかで、私が所属するPFI・PPPマネジメント部では、廃棄物処理施設やホール、道路や上下水道といった公共施設や公共インフラを対象に、民間の資金力や技術力を活用する仕組みを考案しています。実務では、事業化の可能性調査として、建設会社や金融機関などの民間企業を対象に、どのような仕組みになっていればビジネスとして成立するのかをヒアリングしたり、事業の資金計画を立案したりします。さまざまなパターンで財務試算を実施し、事業リスクを分析して最善の事業スキームを提案に落とし込んでいきます。この提案が国や地方公共団体に採用されると、次はアドバイザーになって事業化をサポートしていきます。そもそも、提案の受け手である行政等は、利潤を追求するような考え方とは縁遠いものです。課題や要望が漠然としているケースが多いので、的確なソリューションを考えるのは至難の技。しかし、私たちが考案するスキームが優れていれば、国や地方公共団体は税金の投入額を低減できますし、参入する民間企業はビジネスの幅を広げられます。また、民間の優れた技術力や柔軟なアイディアが事業に盛り込まれれば、一般の利用者にも利便性や安全性、快適性の享受といった形でメリットが還元されます。関係者全員をWin-Winで結ぶという意味では、まさに「人を支える仕事」なので、大いにチャレンジ精神を刺激されますね。

最善の提案は
関係者全員を
Win-Winで結ぶ

今後は、自分の提案により説得力を持たせるためにも、財務や法務、技術の深い知識をつけていきたいですね。(宅建やファイナンシャルプランナーなどを勉強)。また、現在は官民連携の「官」側のサポートがメインですが、「民」側として新たな事業領域を開拓したいと思っています。会社としても、民側という部分を取り組んでいます。人を支える仕事の仕組みを幾通りも生み出して、将来的には自分の出身地である川崎市のポテンシャルを引き上げるような事業を実現させたいです。優れた技術力で幅広く事業展開しているうえに、新たなチャレンジに積極的なパシフィックコンサルタンツであれば、「夢」ではなく、実現可能な「目標」にできると思っています。

この記事は平成26年に作成されました。

民側からも
事業領域を
開拓したい

この記事は平成26年に作成されました。