お知らせ

岩盤が露出する河川の河道変化が計算できる「軟岩河床変動モデル」を開発しました

2023.04.13

お知らせ

当社は、①砂礫や流水による岩の摩耗、②乾湿の繰り返しに伴うスレーキングによる岩侵食が計算できる「軟岩河床変動モデル」を開発しました。本モデルは、洪水時における河川の流れや砂、礫の輸送が計算可能な平面二次元河床変動解析モデルをベースとしています。

岩盤が露出する河川では、岩侵食によって河床が低下し、護岸の根入れ不足、利水障害、生物生息環境の悪化等が生じる場合があり、河床低下対策が求められています。有効な河床低下対策を実施するための一案として、数値解析モデルを用いた対策効果の予測評価があります。しかし、一般的な平面二次元河床変動解析モデルでは岩侵食を含む河川の河道変化を信頼度高く予測できないと考えました。

上記を踏まえ、岩盤が露出する河川でも有効な河床低下対策を検討し、対策効果の予測評価ができるように「軟岩河床変動モデル」を開発しました。本モデルでは、岩盤が露出する河川における現況河道の分析に加え、河道の将来予測も実施可能です。

「軟岩河床変動モデル」の詳細は下記リンクよりご確認ください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/river/28/0/28_307/_article/-char/ja/


■モデルに関する問い合わせ窓口
国土基盤事業本部 河川部 吉武 央気 hiroki.yoshitake@tk.pacific.co.jp
             南 まさし masashi.minami@ss.pacific.co.jp


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