施設と機能
施設ギャラリー
実験ヤード(屋外実験場)
敷地面積は22,000m²あり、直線延長が最大130mの河川模型等の実験装置を配置可能です。水理実験用の通水設備を2系統有しており、最大0.75m³/sの通水能力があります。水理実験に使用した水は、場内の帰還水路により低水槽に戻し循環利用しています。水路幅約1.0m、水路長約30mの大型直線水路が2本常設されています。
実験棟(屋内実験場)
屋内実験棟は、面積1,890m²、最大天井高10mの無柱空間を有しています。屋内実験棟は天候の影響を受けず実験・試験が可能なため、高い計測精度が求められるダム施設の実験や日射の影響を受けやすいアクリル製の模型が多い上下水道関連の実験に使われます。造波装置を有する直線水路を常設しています。
ビオトープ
敷地南側に位置し1,500m²の敷地を有し、コナラ、シラカシ、ウワミズザクラ、ヤマザクラ、ヒノキ、スギ等が生育しています。豊かで災害に強い森林を作るために、保育ブロック工法の苗木づくりと根茎成長を調べる試験を行っています。
環境分析室(屋内実験棟内)
ここではグループ企業のPCERとともに、環境調査、環境計量、環境分析を行っています。
調査対象は、大気汚染、水質汚濁、底質、土壌汚染、悪臭、農薬等です。ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)、ガスクロマトグラフ分析計(GC-ECD/FID)、高速液体クロマトグラフ(HPLC)、高周波プラズマ発光分析計(ICP)その他の分析機器を実験棟内の分析室で運用しています。
その他設備
試験計測、現地調査用ドローン
<機体>
- ・機種名:Inspire 2
- ・重量:3,440g(2個のバッテリーを含む、ジンバルとカメラは含まず)
- ・最大離陸重量:4,250g
- ・運用限界高度(海抜):2,500m(標準プロペラ使用時)、5,000m(高地用プロペラ使用・時)
- ・最大風圧抵抗:10m/s
- ・最大飛行時間:約27分(Zenmuse X4Sを取り付けているとき)
- ・最大速度:94km/h
<カメラ>
- ・名称:ZENMUSE X4S
- ・重量:253 g
- ・センサー:CMOS、1"(有効画素数:2,000万画素)
- ・レンズ:F/2.8~11、8.8mm(35mm換算:24mm)
- ・静止画解像度:5472×3648(3:2)/4864×3648(4:3)/5472×3078(16:9)
人・組織と技術
つくば技術研究センターとパシフィックコンサルタンツグループが提供する柔軟な対応力
単独の受託実験や計測・検査や研究のみならず、パシフィックコンサルタンツ株式会社をはじめとした各グループ企業と連携し、設計から実験コンサルティングまで豊かな人材とノウハウによるサービス提供が可能です。
グループ内連携
~プロジェクトに合わせた連携を実現~
ご相談から実施までの流れ
基本設計からのご相談・当センターでの実験のご依頼など、お客さまに合わせた最適な対応を実現するため、新規相談は、お問い合わせフォームにてパシフィックコンサルタンツ株式会社が窓口となり、受付を行なっております。
直接技術者へのお問い合わせや、相談しながらのお問い合わせなど、当センターへ直接のお問い合わせをご希望の方は、お電話でも対応可能です。
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ご相談(お電話/フォーム)
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ヒアリング
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技術提案(御見積含む)
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ご発注
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実験/分析/研究の実施
(出張対応) -
報告レポート等の提出*
*ご依頼内容にあわせた形式でご提出致します。
対応範囲(一例)
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- 水理実験
- 実証実験・分析
- 基礎研究/共同研究
- 出張対応
- 技術コンサルティング
- その他(※)
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- 耐久性能試験
- 降雨試験
- 教育・訓練
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- 風洞実験、地震動実験
- 不規則波による波浪実験
- 構造物(コンクリート製や鋼製の試験体)の破壊実験等
- 火災や電気関連の実験
当センターで行なう実証実験や分析を始め、調査・計画の元となる基礎研究、他の実験施設との共同研究や、国土交通省指定施設への技術者出張対応など、さまざまな対応が可能です。
また、当グループ全体での建設コンサルティング領域からのご相談・プロジェクト参画などにも対応しております。
(※)教育や広報を目的とした河川や地形模型の設計・作成なども対応しております。
教育や広報を目的とした河川や地形模型の設計・作成
展示会や展示施設で使用する河川や地形模型の設計・作成にも対応しております。
写真は、利根川ダム統合管理事務所の資料館におさめた広報模型です。公募により愛称は「だむきち」になりました。