2021.06.02
アフターコロナ社会における持続可能なPPP/PFI事業スキーム構築の最前線
技術レポート Vol.2
概要
論旨
執筆者紹介
コロナ禍に入ってから1年が経過しましたが、新型コロナウイルスは変異株などが依然として猛威を振るっており、先行きが不透明な状況が続いています。
近年のPPP/PFI事業は年間約70件程度実施方針が公表されており、案件数は増加傾向にありました。しかし、令和2年度は実施方針公表数が60件と大きく減少しており、ここにもコロナ禍の影響が表れているように感じられます。
経済活動に苦しむ民間企業のみならず、官も同様に「止められない公共サービスの提供」のために悩み苦しんでおり、このように見通しが不透明で閉塞感が漂う中においても、官民連携手法による公共事業は確実に推進していかなければなりません。
本稿では、コロナ禍の中で公表されているPPP/PFI事業内容の特徴やそれらへの民間事業者の質問や意見等をもとに現状を分析するとともに、当社が実際に官側のアドバイザリー業務を通して実践したコロナ禍への対応方法に係るPPP/PFI事業スキーム構築の最前線を紹介し、アフターコロナ社会における持続可能なPPP/PFI事業の実現について考察します。
論旨
1.「ウィズそしてアフターコロナ社会におけるPPP/PFIに関する提言」の紹介
2.コロナ禍におけるPPP/PFIの現状分析
3.持続可能なPPP/PFIの考察と展望(課題への具体的対応策)
4.おわりに
執筆者紹介
PPPマネジメント部 PFIマネジメント室 チーフプロジェクトマネージャー 山田 和義
専門分野:
PPP/PFIマネジメント、公有地活用事業、独立採算事業、都市公園事業
経歴:
平成15年3月早稲田大学 大学院理工学研究科 建設工学(建築)専攻 修了、
ランドスケープデザイン事務所、建築設計事務所を経て、
平成25年3月パシフィックコンサルタンツ株式会社に入社、
PPPマネジメント部にて都市公園等のPPP/PFI事業に関する民活導入可能性調査業務、
事業者選定支援アドバイザリー業務に従事。
一級建築士、RCCM(都市計画及び地方計画)、修士(工学)
代表的な従事業務:
・国営海の中道海浜公園PFI事業に関する業務
(H29年度 国土交通省九州地方整備局)
・草津市立プール整備・運営事業アドバイザリー業務
(令和元年度 滋賀県草津市)
・名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業に関する業務
(令和2年度 名古屋市)
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