このサイトではJavaScriptを使用しております。最適にご利用いただくには、JavaScriptの設定を「有効」にしてください。

ページの先頭になります。

ページ内を移動するためのリンクです。

2021.09.09

多様な使い方に焦点を当てた、駅まち空間における新たな「広場」の提言

技術レポート Vol.3

これまで駅前広場は、「駅前広場計画指針(建設省監修、平成10年7月)」を参考に、交通結節機能を果たすために必要な「交通空間」と、都市の広場機能を果たすために必要な「環境空間」を確保することとして整備されてきました。
しかし後者については具体的な規模や配置の計画方法が定まっていません。特に都心ターミナル駅周辺においては物理的な制約もあり、隣接する開発敷地等も含めた駅まち空間一体で捉える必要があります。
「広場の使い方」の観点から必要とされる機能を整理し、規模や配置を「人中心」に考えることで、官民の枠を超え「ウォーカブルなまちづくり」に資する新たな駅まち空間のあり方を提言します。

論旨

1.駅まち広場空間の潮流と課題
 (1)公共空間における世界の潮流 「ウォーカブルなまちづくり」
 (2)駅まち広場空間の課題

2.駅前広場に求められる機能の考え方~渋谷駅周辺におけるケーススタディ~

3.空間規模の考え方
 (1)ゲート(待合せ)空間の考え方
 (2)憩い・潤い・リラックスの空間の考え方

4.広場空間のあり方に対する提言

執筆者紹介

総合プロジェクト部 拠点まちづくり室 主任 望月 翼

専門分野:
 駅前広場、公開空地、歩行者空間

経歴:
 平成21年3月に大阪市立大学大学院工学研究科都市系専攻を修了
 平成21年4月にパシフィックコンサルタンツ株式会社に入社
 道路利用者への情報提供手法に関する計画・検討や、道路における交通状況分析に関する業務を
 経て、平成24年より渋谷駅周辺におけるまちづくりや交通計画、工事調整関連の業務に従事。

代表的な従事業務:
 ・渋谷駅中心地区まちづくり調整委託(平成27年度~ 東京都渋谷区)
 ・大宮駅グランドセントラルステーション化構想策定業務(平成27年度 埼玉県さいたま市)
 ・都市計画道路見直し調査委託(令和2年度 東京都渋谷区)

主な論文・対外活動等:
 ・平沢隆之,吉田秀範,日高洋祐,須田義大,佐々木政秀,田中庸介,望月翼,山口憶人:
  交通結節点を対象とする地域公共交通の情報連携社会実験,第12回ITSシンポジウム2014

◆クリックするとPDFが開きます
20210909_04.jpg

facebookでシェア facebookでシェア
LINEで送る LINEで送る

前の記事

ウォーカブル+(プラス)

次の記事

アフターコロナ社会における持続可能なPPP/PFI事業スキーム構築の最前線

注目のキーワード

もっとみる

アクセス数ランキング

自治体新電力を核とした地域経営への展開

World BOSAI Forum@仙台2023に参加しました

「道の駅」の多様化と民間提案制度

高台まちづくりによる拠点再構築に向けて

携帯基地局ビッグデータに基づく「新たな移動データ」の作成とDXまちづくり

pagetop

注目のキーワード