課題の本質を
汲み取れ

都市・地域開発分野

坂井 健一
Kenichi Sakai

工学研究科
環境エネルギー工学専攻
2008年修了

学生時代には、海外での調査研究や国内の歴史的街並みが残る市街地での、空き町家の活用方策に関する研究をしていました。
開発途上国然り、国内然り、それぞれの地域やまちには、様々な課題があります。これらの課題は、歴史的、地理的、社会情勢などによる固有性を持っており、解決策は一様ではありません。研究を通じてこれらの課題に向き合った時、解決策を提案し、実行していける人になりたいと思うようになりました。
この希望を叶えるには、コンサルタントしかないと思い、この業界を志望しました。

地域とまちの課題に
解決策を提案し
実行できる人に

これまでは、自治体の総合計画や都市計画マスタープラン、景観計画の策定業務などを中心に携わってきました。東日本大震災以降、2011年5月からは東北支社に常駐し、被災した自治体の復興計画の策定業務に従事してきました。
復興計画は2011年10月に策定となりましたが、現在は計画づくりだけでなく復興への歩みの1つとして、被災地での官民連携によるまちづくりの方策検討に取り組んでいます。
パシコンでは、後輩に先輩と同様な高い成果を強要するわけではありません。しかし、会社内で議論をしている際には、先輩も後輩も関係なく、フラットに議論をすることができます。十分に考え込んだ意見であれば、喜んで迎え入れてくれますし、やりたいことを主張できる環境にもあると思います。
「社内はフラットだから」。これは、入社して半年くらい経った頃に先輩から言われた言葉なのですが、パシコンの社内風土をよく表していたなと、勤務年数を重ねるたびに強く実感しています。

被災地での
官民連携による
まちづくりを

建設コンサルタントという仕事に限らず、クライアントがどのような目的を持っているのか、どのような提案を必要としているか、しっかり聞き、考え取ることは、いかなる仕事にも根本的に必要だと考えています。
例えば、友人や家族、彼氏・彼女などから悩み事を相談されることがあるかと思います。その時に、頭ごなしに自分の解決策を提案しても、相手にとってはややずれた感覚を与えることになりかねません。相談を持ちかけてくれた相手が、一体何を悩んでいるのか、本質的な部分を汲み取らねばならないのと同じことです。
このように、仕事とは、人と向き合うことから始まると思っているので、私はオフの時間も非常に重要に捉えています。リラックスをして体を休めることも必要ですが、会社に勤めるようになってからの友人との付き合いというのは、学生までのそれとは違った新鮮味があります。
仕事をはじめると、誰しもが会社の文化や価値観に染まりがちです。それ自体は悪いことではありませんが、視野狭小になったり、仕事にも必要な感性を鈍らせたりします。
学生時代を共に過ごし、ベーシックな人間性を理解し合えた友人たちと、社会に出てからの経験や新たな考えを持ち寄ることは、いかなるビジネス書に習うよりも自分の視野を広げてくれる貴重な時間です。

この記事は平成24年に作成されました。

クライアントの
課題の本質を
汲み取るために

この記事は平成24年に作成されました。